「常に沈着冷静で公明正大に」将軍之事、静以幽

軍に将たるの事は静にして以って幽なり

―将軍之事、静以幽―

[原文](孫子 九地)
将軍之事、静以幽、正以治。
[書き下し文]
将軍の事は、静かにして以て幽(ふか)く、正しくして以て治まる。
[原文の語訳]
将軍となる者は、物静かで思慮深く、正しく判断し治める。
[解釈]
リーダーは常に沈着冷静で公明正大 、的確な判断ができれば、部下から信頼されるものです
ピンチの時に部下から頼られるリーダーがあたふたとしていては組織に動揺が広がります。そういった時にも平静を装っていち早く的確な指示が出せることができれば窮地を脱することができます。
日頃から危機管理ができていると、こういった時に素早い対応ができるのです。
不祥事や問題が発覚した時、トップが逃げることなく矢面に立ち、徹底した原因・真相究明を迅速に行い、内容の良し悪しに関わらず知り得た情報を隠すことなく公開し対応策を打ち出すことで、組織内の動揺を最低限に抑えることができた企業もあります。
スポーツでも指揮官やキャプテンに必要な素質ですね。
[参考]
九地
孫子 九地第十一その11 | インキュベーションマネージャー(IM)安部博文、経営者支援のヨロコビ・オドロキ・感動の日々 – 楽天ブログ

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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