「知識も活用しないと持ち腐れに」智猶水也、不流則腐

智はなお水の如し、流れざるときは則ち腐る

―智猶水也、不流則腐―

[原文](宋名臣言行録)
智猶水也、不流則腐
[書き下し文]
智(ち)はなお水の如し、流れざるときは則(すなわ)ち腐(くさ)る
[原文の語訳]
考えることは流れている水のようであり、流れていないと腐って役に立たない
[解釈]
水も流れていないと淀んで飲水に使えなくなるのと同じで、頭(思考力)も普段から使っていないと、いざという名案がでず、後の後悔となりかねません。
新しい知恵は知識の組み合わせから生まれるものです。知識も活用しないと宝の持ち腐れになってもったいないです。
体にしてもそうです。普段から練習やストレッチをしていないと凝り固まって柔軟な動きができなくなります。柔軟な動きができないと無理に動かそうとして余計な力が必要となってしまうのです。水のように流れるようなしなやかさは無駄がないのです。
また、流れる水のように忘れることも大事です。詰め込みすぎて溜まったままでは新しい知識も溢れ出て吸収できなくなることも。流れの中で撹拌されることで新しいアイデアが生まれることもあります。
トップがいつまでも同じことばかり口にしていても、前進する気配がないと周りも呆れた空気になります。停滞したまま流れ出さないのは、それこそ濁った水のような感じですね。
[参考]
智はなお水の如し、流れざるときは則ち腐る:原文・書き下し文・意解 言葉の散歩道66 | ナオンの言葉の散歩道
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