「経験知は語る」不受苦中苦、難為人上人

苦中の苦を受けざれば、人の上の人たること難し

―不受苦中苦、難為人上人―

[原文](通俗編)
不受苦中苦、難為人上人
[書き下し文]
苦中の苦を受けざれば、人の上の人たること難し
[原文の語訳]
「苦中の苦」すなわち極限状態の苦労を体験した人物でなければ、人の上に立つ資格がない
[解釈]
上に立つ人の資格を説いていますが、現代これほどまでの人は稀ですよね。ただ苦労した経験からくる言葉はやはり重いものがあります。
ドキュメンタリー番組でスポットをあてた人が口にした一言をテロップ出しするのも大きく含まれると考えます。
周りの人だけとは限りません。日記をつけていれば、その日その時に思った感情を書き出しておいて、それを後日、ふと見返した時「そういえば」と思えるときがあるはずです。そして「あの時に比べれば」と前向きになれることもあります。
逆境を耐えて経験を積み、さらにその経験知を周りの人に教えることで自分もさらに成長できるのです。
立派な言葉を並べても、机上の空論だったり理想論だけでは人を共感させることは難しいのです。
[参考]
苦中&古代象 – テッチクリンのブログ – Yahoo!ブログ

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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