「怨まれるようなことはしてないか」怨不期深浅、其於傷心

怨みは深浅を期せず、それ心を傷うに於いてす

―怨不期深浅、其於傷心―

[原文](戦国策)
怨不期深浅、其於傷心
[書き下し文]
怨みは深浅を期せず、それ心を傷(そこな)うに於いてす
[原文の語訳]
ささいな怨みでも、相手の心を傷つければ、手ひどい報いを受ける
[解釈]
良し悪しとも他人にしたことは自分に返ってくるのです。それこそ倍返しされるかもしれません。
止む終えず意図的に相手を貶めることは、他方、いずれ返ってくると準備しておくことも可能ですが、無意識のうちにしていた場合は唐突感が強い分、精神的なダメージも大きいはずです。
不用意な言動で相手を傷つけないためにも、自分の言動に注意を払っておくことで、恨みを買うというリスクを回避する意識も必要ですね。
また、傷口が小さいうちにフォローすることで修復することも可能です。それにはコミュニケーションが欠かせませんが、執拗に迫るとそれはそれでまた相手の気を損ねかねないので注意が必要ですね。
[参考]
あなたは不用意に人の怨みをかっていないか?

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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