「情けは人の為ならず」己欲立而立人、己欲達而達人

己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す

―己欲立而立人、己欲達而達人―

[原文](論語 雍也第六)
己欲立而立人、己欲達而達人
[書き下し文]
己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す
[原文の語訳]
自分が立ちたいと思えば、同じように周りの人を立たせようと努め、自分が実現しようと思えば、同じように周りの人も実現させてあげようと思うものである。
[解釈]
自分が「こうありたい」とか「ああなりたい」と思うことはまず人にやってあげる。「情けは人の為ならず」です。
我先になどと欲張らず、協調する気持ちを持って一歩下がるくらいの余裕を持ちましょう。
ただし「人様に喜ばれるようなことを進んでする」「やってあげる」だけではなく「人様に迷惑かけるようなことはしてはいけない」ですしように心がけましょう。
[参考]
論語:雍也第六:28(原文・書き下し文・現代語訳) – Web漢文大系

今日の論語一日一章「夫仁者、己欲立而立人、己欲達而達人」 – 魯迅箴言と論語 – Yahoo!ブログ
雍也第六 150

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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