「奇策は一時凌ぎにすぎない」詐偽の道は、今は偷可と雖も、将後に復た無し

詐偽の道は、今は偷可と雖も、将後に復た無し

―詐偽之道、雖今偷可、後将無復―

[原文](三国志 魏書 徐宣伝)
詐偽之道、雖今偷可、後將無復
[書き下し文]
詐偽の道は、今は偷可(とうか)といえども、はた後にまたなし
[原文の語訳]
詐偽というものは、今は採用しても良いかもしれないが、おそらくその後は役に立たない
[解釈]
奇策は今使えば効果はあるかもしれないが、次にはもう使えなくなるということです。相手も同じ手は二度食わないということです。
その提案は一時的に危機を脱するに用いても、継続的に活用できるものではない。一時凌ぎに過ぎないということです。
B級品などを利用して安易に安売りや大盤振る舞いをして注目を浴びても、それが長続きしなければ飽きられてしまいます。できる限り継続的な戦略を立てたいものです。
突発的な思いつきで人気取りをするようなトップでは継続的な組織の運営は困難です。名は残っても実績はなく、負債だけが残る結果になりかねません。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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