「驕り高ぶっていては失うだけ」忠信以得之、驕泰以失之

忠信以ってこれを得、驕泰以ってこれを失う

―忠信以得之、驕泰以失之―

[原文](大学 伝十章)
忠信以得之、驕泰以失之
[書き下し文]
忠信以ってこれを得、驕泰以ってこれを失う
[原文の語訳]
真心を忘れずに忠義・誠実を尽くせば天下を得るが、驕慢になって我がまま放題をすれば必ず天下を失うことになる
[解釈]
本文は国のリーダーについて述べた内容です。個人に当てはめると、良心に従って誠実であったり、職務に忠実であれば周りの協力や支持を得られますが、騎りたかぶってでたらめなことをすればたちまち支持を失うということでしょう。
独断専行、自分勝手なリーダーでは近くの周囲もだんまりを決め込んだり、離れていってしまうものです。
[参考]
[新訳]大学・中庸:自分を磨いて人生を切りひらくための百言百話 – Google ブックス

『大学』の書き下し文と現代語訳:15

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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