「相手を選んで話す」交浅而言深者、愚也

交わり浅くして言深き者は、愚なり

―交浅而言深者、愚也―

[原文](後漢書)
交浅而言深者、愚也
[書き下し文]
交わり浅くして言深き者は、愚なり
[原文の語訳]
浅い付き合いなのに重要な事を話してしまう人は、愚かである
[解釈]
相手のことも分からないうちに、安易に大事なことを話してしまうような人は愚かだということです。
グルメ評論サイトなどで1回の来店で、その店の全てを知り尽くしたかのように書かれてしまうのも困りものですし、同じく初めてなのに妙に親しげに店主と会話をし、次から何度も通いつめているような常連っぽくなる人もいますね。
知り合ってそこそこに身の上話をしだしたり、人のプライベートに込入ってくられると疑ってしまいますね。
なんでも曝け出す性格の人もいますが、ここだけは出してはダメという線引ができなければいけません。全てのカード、手の内を見せてしまっては相手に主導権を握られてしまいます。
逆に主導権を握りたいあまりに、相手のことを突っ込んで知ろうとすると相手に警戒心を持たれてしまいます。
見ず知らずの人に陰口をたたいたら、その人が対象となった人と繋がっているかもしれません。得意げに知識を披露した相手が専門家かもしれません。
大事な話をするのは、相手を選んで、かつよく知ってからにしたいものです。
[参考]
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[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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