「隠し事なく日々過ごしていればどうってことない」作徳心逸日休、作偽心労日拙

徳を作せば心逸して日に休し 偽を作せば心労して日に拙なり

―作徳心逸日休、作偽心労日拙―

[原文](書経 巻六 蔡沈集伝)
作徳心逸日休、作偽心労日拙
[書き下し文]
徳を作(な)せば心逸して日に休し、偽を作せば心労して日に拙なり
[原文の語訳]
道徳から外れたことをしなければ、心にやましいことがないので、毎日楽しく安らかに暮すことができる。逆に、不道徳なことをしていれば、それをごまかすために毎日気苦労が絶えず、仕事もうまくいかなくなる
[解釈]
嘘やごまかしはいつかバレることがわかっているので、その心配が余計な負担となるのです。それにより注意力が散漫になってしまってはいけません。
この言葉を生んだ地域で、偽物やまがい物が作られているとは信じがたいですよね。
隠し事なく日々過ごしていればどうってことないのです。不安は高コストなだけです。
[参考]
ワカメ共和国~研究が煮詰まっております~ 作徳心逸日休、作偽心労日拙

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました