「急がず地道に」磨礪当如百煉之金、急就者非邃養

磨礪はまさに百煉の金の如くすべし、急就は邃養にあらず

―磨礪当如百煉之金、急就者非邃養―

[原文](菜根譚 前集)
磨礪当如百煉之金、急就者非邃養。施為宜似千鈞之弩、軽発者無宏功。
[書き下し文]
磨礪(まれい)はまさに百煉の金の如くすべし、急就(きゅうしゅう)は邃養(すいよう)にあらず。施為(しい)は宜(よろ)しく千鈞(せんきん)の弩(ど)の似(ごと)く、軽発(けいはつ)は宏功(こうこう)無し。
[原文の語訳]
事故鍛錬は金を精錬するように繰り返し鍛え、間に合わせでは役に立たない。事を興すには強力な石弓を射る時のように十分慎重に行い、安易に放っては成果は得られない。
[解釈]
成果を上げるには地道な努力が必要です。簡単に成果を上げられる訳がありません。急いては事を仕損じるだけです。
ただ、闇雲にやっているだけではいけません。精錬するにもきちんと完成形をイメージした上で仕上げていくのと同じです。
[参考]
www001.upp.so-net.ne.jp/tomiyan/saikon18page.htm
良き師を得ることは人生の道程において重要なこと

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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