乃ち常に好刀と筆及び版奏を畜める
―乃常畜好刀筆及版奏―
- [原文](三国志 魏書 張旣伝)
- 乃常畜好刀筆及版奏。
- [書き下し文]
- 乃ち常に好刀と筆及び版奏を畜(おさ)める。
- [原文の語訳]
- そこで常に上等な削刀と筆と版奏を備えていた
- [解釈]
- 身分による昇進速度の劣勢を補うため、担当の筆記分野で上役に対して顔を売るため、良質な筆記道具を速やかに提供できるよう常に持ち歩いていた。つまり劣勢である中でいかに攻勢できるかを考え、それを速攻する準備を怠らないということです。
- 自ら得意とする分野で何を武器にできるかを考え、それを磨くことで成果につなげるのです。
- 自分ができる範囲で、相手の求めることに良質なものを早く提供できることで、信頼を得られるとともに、まず最初に声をかけてもらえるようにもなります。最終的には相手にとっていなくていけない必要な存在となれるようになりたいものです。
- この件ならこの人、これを探すならあの店、あの料理であればあそこしかない、という存在です。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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