「役立たせてこその知識」非知之難、行之惟難

知ることの難きにあらず、行なうことこれ難し

―非知之難、行之惟難―

[原文](書経>)
非知之難、行之惟難
[書き下し文]
知ることの難(かた)きにあらず、行なうことこれ難(かた)し
[原文の語訳]
知ることが難しいわけではなく、知ったことを実行することが難しいのである
[解釈]
知識や教養は本を読んだり見聞きすることで得ることができますが、さて、その知識を実生活や仕事の上でどれだけ活用・応用できるかというと、なかなか難しいこともあります。
そういう意味では学校で学ぶ国語や算数といった科目は至極当然にように活用しているわけですね。
注意しなければいけないのは「役立っているか」ではなく「役立たせているか」なのです。常日頃から意識があればいざというときに「そういえば」と頭に浮かぶものです。
こうやって自分も古典を読みながらいろいろ考えることがありますが、さて実生活でどれだけ活用できているのか。
[参考]
之れを知ることの難きには非ず、之れを行なうこと惟れ難し。 – 味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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