「自分で動いて知る」如人飲水、冷暖自知

人が水を飲むが如く、冷暖を自ら知る

―如人飲水、冷暖自知―

[原文](景徳伝灯録)
如人飲水、冷暖自知
[書き下し文]
人が水を飲むが如く、冷暖を自ら知る
[原文の語訳]
人は水を飲んで、水が冷たいか温かいを自分で知る
[解釈]
その水が温かいか冷たいかは飲んでみれば分かること。人が自分で水を飲んで知るように、人に言われずとも自分で知る、知ろうとするということです。
体験や経験、勉学を通じて自ら知ろうとする意識が必要ですね。人からの指示待ちでは、指示以上のことは期待できないですし、何より意欲が低く成長も望めません。
何でも教えて君ではいけません。一方で教える方も一から十まで教えるのではなく、当人に考えさせるヒントを与える程度が良いですよね。
紙面から教わることも多いですが、やはり実際に現場に赴いて、実際に触れてみることで知ることはたくさんあります。「百聞は一見に如かず」も五感全部をフルに使うことで最大限に効果を発揮するのです。
風呂の温かさや熱燗の温度なども人それぞれ、人に頼むより自分で適正温度に合わせるのが間違いないですね。
書籍のレビューや飲食店の口コミも、人の評価ばかりをアテにするよりも、自分で「合う合わない」確かめたほうが遥かに確実です。
[参考]
冷暖自知の意味 – 四字熟語一覧 – goo辞書

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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