人を恃むは自ら恃むに如かず
―恃人不如自恃也―
- [原文](韓非子)
- 恃人不如自恃也。
- [書き下し文]
- 人を恃(たの)むは自ら恃むに如かず。
- [原文の語訳]
- 他人の力をあてにせず、自力で何とかせよ。
- [解釈]
- すぐ他人に頼ろうとする人はいますね。できる人はまず自分でやってみるのです。そして自分でできないものは安易に他人に頼まない(人と与にするには備わらんことを求めず)のです。
- 渋沢栄一氏も「始終自立を本位」と語っています。
- 恩を受けるといつしか返さなくてはいけないものです。人によっては「恩知らず」「恩を仇で返すとは」などと言われてしまうことも。そうならないためにも、できるだけ助けはもとめない方がよいのです。どうにもならないことを他人に頼る時も安易にすることなく大事を持って行なうべきです。
- 頼るということは相手に主導権を与えることにもなりかねません。他人任せが取引や権力を奪われる危険性もあります。
- クレジットカードではなく「いつもニコニコ現金払い」がよいですね。
- 一部の宗教でも、頼るがあまり言われるがままになり、結果的に自分を見失ってしまうケースがありますね。心もそうですし、お布施と称して財産を搾り取られるなど。
- [参考]
- 人を恃(たの)むは自ら恃むにしかず:世外桃源:So-netブログ
[中国古典一日一言]
今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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