「大きなことでも小さなことからコツコツと根気よく続ける」愚公移山

愚公、山を移す

―愚公移山―

[原文](列子 湯問)
愚公移山
[書き下し文]
愚公、山を移す
[原文の語訳]
愚公が自分の家の前にある山を不便に思って、子や孫の代までの長い年月をかけて他へ山を移そうと努力した
[解釈]
大きなことでも、小さなことからコツコツと根気よく取り組み続ければ、ついには成功するということです。
明確な目的があれば適切な手段を講じることができます。地道に行動を続ければ道は開けるのです。
最初から無理だと決めつけ取り組まないよりも、やってみることで状況が動くこともあります。
頭の堅い組織の幹部にも、説得できる材料をしっかり準備し、熱意をもって訴求し続ければ、受け入れてもらえることもあるはずです。
遠大な計画を打ち出しても具体的な方策も示さないままそのまま放置し、思い出したかのように「あれはどうなった」といって騒ぎ出し、遅れを取り戻すために無理強いをしようとするトップには困ったものです。
[参考]
「愚公移山」(ぐこういざん)の意味

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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