士は以って弘毅ならざるべからず
―士不可以不弘毅―
- [原文](論語 泰伯第八)
- 曾子曰、士不可以不弘毅。任重而道遠。仁以爲己任。不亦重乎。死而後已。不亦遠乎。
- [書き下し文]
- 曾子曰く、士は以って弘毅ならざるべからず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦(また)重からずや。死して後(のち)已(や)む。亦遠からずや」と。
- [原文の語訳]
- 曾子曰く、士たる者は度量が大きく、意志が強固でなければならない。任務が重大でしかも前途遼遠だからである。仁をもって自分の任務とすることはなんと重いではないか。死にいたるまでその任務はつづけるのはなんと遠いではないか。と
- [解釈]
- 仁道実現へ精進することを人生の責務とする人は、心が広く意志が強固でなければできません。
- その道を志す人は広い心と強い意志を持たなければやり続けることはできません。上手くいかなくてもそこで諦めたりはせずに改善して再度挑戦することで成功に向かうのです。
- できる人は度量があって芯がしっかりしているのです。大きなことを成し遂げるための道のりは長く険しいことがわかっていても、やり遂げる意志が強いのです。
- [参考]
- www2.odn.ne.jp/kotowaza/BBS/RONGO-4ji-igai/42-kouki.htm
[中国古典一日一言]
今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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