「少しの損失で全体を守る」蓋小さく失なう所に有りて而に大いに全に有るの故也

蓋小さく失なう所に有りて而に大いに全に有るの故也

―蓋小有所失而大有所全故也―

[原文](三国志 魏書 陳羣伝子泰)

蓋小有所失而大有所全故也。

[書き下し文]

けだし小さく失なう所に有りて大いに全(ぜん)有るの故なり。

[原文の語訳]

つまり小さく失うことがあっても大きところは安全であるという理由である。

[解釈]

小さなところでの損失はあっても、全体の安全は保たれるということです。

小さな犠牲と引き換えに全体を守られることがあります。

少しだけど勿体ないという気持ちが全体へ悪影響を及ぼすことがあります。切り捨てる決断をする勇気も必要です。

[参考]

中國哲學書電子化計劃字典

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