「リスクを伴う決断も必要」不入虎穴、不得虎子

虎穴に入らずんば虎子を得ず

―不入虎穴、不得虎子―

[原文](後漢書)
不入虎穴、不得虎子
[書き下し文]
虎穴に入らずんば虎子を得ず
[原文の語訳]
虎が住んでいる穴に入らなければ虎の子を得ることは出来ない
[解釈]
危険な事もしなければ、成功することは出来ません
時にリスクを犯してでも大胆なことをしなくてはいけません。その上で決断力も必要です。
ただし無鉄砲、無計画ではいけません。そこは用意周到に準備した上で実行に移すのです。
直属の上司を飛び越えでトップに直談判する場合でも、説得する材料とタイミングと度胸が必要です。直談判する度胸はこの目標を成し遂げる確固たる志のもとに、何としてもトップを説得しなければいけないという強い意志から生まれるのです。
試験で「ヤマをはる」のも考え方によっては当てはまるかもしれません。科目内でも弱い部分は思っきり切り捨てて、強い部分での正答率を上げることに集中する。なんとしても試験に合格しよう(赤点を取らないようにしよう)という意志からの決断となるでしょう。
[参考]
虎穴に入らずんば虎子を得ず – ウィクショナリー日本語版

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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