「敗者に語る資格なし」敗軍之将、不可以言勇

敗軍の将は以って勇を言うべからず

―敗軍之将、不可以言勇―

[原文](史記 淮陰侯列伝)
敗軍之将、不可以言勇
[書き下し文]
敗軍の将は以って勇を言うべからず
[原文の語訳]
敗れた将軍には、武勇を説く資格がない
[解釈]
自分には失敗したその件について意見を述べる資格がないということです。
自らの非を認め、自ら語らないという卑下する人と、周りから言い逃れや言い訳をするなと戒めを受ける人と双方いますね。
最悪なのは責任転嫁。特に部下や他のメンバーを敗因に挙げるなどもってのほかです。それこそ管理者責任、任命責任とした上役としての資質が問われます。
ただ、トップやリーダーであれば敗れた原因をはっきりさせておく責任は取らなければいけません。例えトップが語らず黙って去っても、周りがきちんと原因を理解できていれば良いのかもしれません。
[参考]
敗軍の将は兵を語らず:原文・書き下し文・意味 – Web漢文大系

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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