「幸も不幸も心の持ちよう」皆念想造成

皆念想より造成す

―皆念想造成―

[原文](菜根譚 後集)
人生福境禍區、皆念想造成
[書き下し文]
人生の福境禍区(ふくきょうかく)は、皆念想(ねんそう)より造成す
[原文の語訳]
人生における幸不幸の境界は、全て心が作り出している
[解釈]
幸も不幸もすべて心の持ち方、考え方から捉え方が変わってくるということです。ポジティブかネガティブかで違ってくるということです。
同じ状況でも「これで満足」と思うか「まだまだ足りない」と思うかで違ってきますよね。物事には表裏両面ありますから、時に視点を変えてみるようにしたいものです。
不思議なもので良い方良い方に考えていくと、自然と良い方向に向かうと言われています。運は自分で引き寄せるものとも言いますから、自分の中の思考はどれだけ使っても無料ですから利用しないのはもったいないですね。
ただ、それが欲望となると違ってきます。その辺り利己的にはならないように注意が必要です。
[参考]
人生の福境禍区は、皆念想より造成す
菜根譚 超訳:■後集108項

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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