「細く長く」余韻嫋嫋不絶如縷

余韻嫋嫋として絶えざること縷の如し

―余韻嫋嫋不絶如縷―

[原文](蘇軾 前赤壁賦)
余韻嫋嫋、不絶如縷
[書き下し文]
余韻嫋嫋(じょうじょう)として、絶えざること縷(いと)の如し
[原文の語訳]
余韻はしなやかで柔らかで、糸のように細く長く絶えようとしない
[解釈]
クラシックコンサートを聴き終えた後、小説の読了後、映画の鑑賞後、その後しばらく余韻に浸ることがあります。
美味しいものを食べた後「あの味を忘れられない」だったり「おふくろの味」もそうなんでしょう。
太く短い「衝撃的」よりも、細く長い「承継」の方がいつまでも憶え続けるものです。
日々の忙しい中でも、こうやって風情に浸る時間を少しは持ちたいのもですね。
[参考]
No.1166 【余韻嫋嫋】 よいんじょうじょう|今日の四字熟語|福島みんなのNEWS – 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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