「見えないと永く感じるもの」一日不見、如三月兮

一日見ざれば、三月の如し

―一日不見、如三月兮―

[原文](詩経 王風 采葛)
一日不見、如三月兮
[書き下し文]
一日見ざれば、三月の如し
[原文の語訳]
一日会えないと、三ヶ月も会っていないような気になる
[解釈]
「一日千秋」の由来です。一日合わないだけでも「三月」「三秋」「三歳(三年)」と愛おしく感じる思いを綴った詩をもとに、さらに誇張して「千秋」となったようです。
カレンダーを見ながら首を長くして待つことがありますよね。まさに「待ち遠しい」のです。
いつもの常連さんをしばらく見ないと心配になります。
先が見えないと遠く感じます。成果が少しでも実感できると継続できるのですが…。
渋滞でも先頭が見えているのと見えていないのとでは待つ時間の感覚が違ってくるものです。
[参考]
一日千秋:原文・書き下し文・意味 – Web漢文大系
子衿(詩経国風:鄭風)

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました