「タイミングとやり方に注意する」時其飢飽、達其怒心

その飢飽を時として、その怒心を達く

―時其飢飽、達其怒心―

[原文](荘子)
時其飢飽、達其怒心
[書き下し文]
其の飢飽を時として、其の怒心を達(みち)びく
[原文の語訳]
空腹と満腹を時機として、その怒る心を導くのです。
[解釈]
お腹が空いている相手に大きなステーキを一枚出せばガッツリ食べてしまいます。逆にお腹が膨れたタイミングで一口サイズのサイコロステーキで出せば、そこまでガッツリ食べることもしません。
タイミングとやり方で相手の心を刺激しないということです。
相手がイライラしている時にどストライクな指摘をしてしまうと大変ですよね。機嫌がよいタイミングを見計らって、さらに反応を見ながら小出しにすることで逆上させることなく伝えることができるかもしれません。
ただし、あまりに先延ばしにしてしまうと、余計に怒りをかう危険性もあります。時には腹をくくることも重要です。
[参考]
荘子141 :SAI-福岡書芸院

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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