敵は易るべからず、時は失うべからず
―敵不可易、時不可失―
- [原文](戦国策 秦策四)
- 敵不可易、時不可失。
- [書き下し文]
- 敵は易(あなど)るべからず、時は失うべからず。
- [原文の語訳]
- 敵を侮ってはいけない、時期を逸してはいけない。
- [解釈]
- 相手を侮ってはいけないし、タイミングを逃してはいけないということです。
- 相手の弱点や隙をつくことは大事ですが、それで完全勝利と勘違いし慢心してはいけません。相手も修正をかけて挽回してくることを忘れてはいけません。甘く見てると痛い目にあうのです。
- また、相手を見下して「いつでも勝てる」などと余裕をかましていると勝機を逸してしまいます。
- 交渉でも相手の足元を見てばかりいると、いつの間にかライバル業者に足元をすくわれたり、状況の変化によって相手と形勢逆転してしまうこともあります。
- いつでも大丈夫と安易に先延ばしにせず、できる時に迅速に手を打つことが大事です。
- [参考]
- 成語詞典/時不可失
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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