之を聴くに耳を以ってすること無くして、之聴くに心を以ってす
―無聴之以耳、而聴之以心―
- [原文](荘子)
- 無聴之以耳、而聴之以心、無聴之以心、而聴之以気。
- [書き下し文]
- これを聴くに耳を以ってすること無くして、これを聴くに心を以ってす、これを聴くに心を以ってすること無くして、これを聴くに気を以ってす
- [原文の語訳]
- 耳で聴かず、心で聴く、心で聴かず、気で聴く
- [解釈]
- 表面的な言葉だけを聴くのではなく、その言葉裏に隠れている真実を聴かなくてはいけないし、その真実を気持ちもって聴かなければいけないということです。
- 傾聴する気持ちがなければ耳に入ってこないですし、聴こえても表面上でしか捉えられず軽薄な応答しかできません。
- 気持ちをもって聴くということは、親身になって聴くということです。
- [参考]
- 之れを聴くに耳を以てするなくして、之れを聴くに心を以てせよ。 – 味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
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