譬へば猶ほ薪を抱きて火を救うなり
―譬猶抱薪而救火也―
- [原文](戦国策)
- 譬猶抱薪而救火也。
- [書き下し文]
- 譬へば猶ほ薪を抱きて火を救うなり。
- [原文の語訳]
- 譬えるとさながら薪木を抱えて消火に行くようなものです。
- [解釈]
- 「抱薪求火」の由来です。消火に行くのに火がつきやすい薪を持って行く、相手の要求にひたすら応えていると自分の身がもたないということです。
- 他人を擁護したら自分も炎上してしまう事例が最近多いですね。
- ミスをカバーしようとしてより被害を大きくしてしまってはいけませんね。慌てて取り繕ろうとして思わず失言してしまったり、誤解を招くようなことを言ってしまわないように気をつけなければいけません。
- 災害時の人命救助も、場合によっては二次災害発災の危険から休止しないといけない時もあります。
- 相手第一主義で何から何まで御用聞きをしていたら、とてつもない量を処理しなくてはいけなくなります。
- お客さんの要望をきいているうちにメニューが膨大になり、なにが主力商品なのかわからなくなってしまうお店もありますね。
- 相手の要求をすべて呑みせず、ときに断る勇気も必要です。
- [参考]
- No.610 【抱薪求火】 ほうしんきゅうか|今日の四字熟語|福島みんなのNEWS – 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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