管を用いて天を窺う
―用管窺天―
- [原文](荘子 秋水篇)
- 用管窺天。
- [書き下し文]
- 管(くだ)を用いて天を窺(うかが)う。
- [原文の語訳]
- 管を用いて天を窺い見る。
- [解釈]
- 細い管を使って大きな天を窺い知るということで、狭い視野で大きくものを見ていると誤解するということです。
- 特定の人やニュースソースだけを信じて、その事柄のすべてを知っているつもりでいるということです。
- 望遠鏡で特定の星は観ることができても星座として鑑賞することはできません。相互・相関関係を知ることで見えてくることは往々にしてあります。
- 原因がわかったところで、そこだけを修正さえすればあとは大丈夫ということではありません。前後周辺には影響を受けている箇所があるかもしれません。
- 単一端的な視点ではなく広く多角的な視野をもって全体像を見るようにしたいものです。
- [参考]
- No. 454 【用管窺天】 ようかんきてん|今日の四字熟語|福島みんなのNEWS – 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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