西施にも醜なる所有り
―西施有所醜―
- [原文](淮南子 説山)
- 西施有所醜。
- [書き下し文]
- 西施にも醜なる所有り。
- [原文の語訳]
- 西施でさえも醜いところがある。
- [解釈]
- 美人といわれる西施でさえも醜いところがあったということで、完璧な人はいないということです。
- 誰しも欠点はあるものです。その欠点をどう置き換えるかが大事になってきます。欠点を修正するのか、欠点はそのままに他を伸ばすことで補うのか、人それぞれになりますね。
- 「欠点がある方が人間味があって逆にいい」という言葉もありますね。
- 一方で本人も欠点があることを意識しなくてはいけません。長所だけを強調することは、逆に欠点の露出を垂れ流しにしていることにもなりかねません。
- 組織となると、人事を担当する人は適材適所を考えた場合に、その人の欠点にどう対策するかが本人以上に気を使わなければいけなくなりそうです。
- [参考]
- 中華語文知識庫
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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