寧ろ沈泥の玉と作るも、媚渚の蘭と為る無かれ
―寧作沈泥玉、無為媚渚蘭―
- [原文](聞師魯謫富水)
- 寧作沈泥玉、無為媚渚蘭。
- [書き下し文]
- 寧ろ沈泥の玉と作るも、媚渚の蘭と為る無かれ。
- [原文の語訳]
- 泥に沈んだ玉を作っていてほしい。美しい蘭となれなくても。
- [解釈]
- 今は華やかな舞台で活躍できなくても、腐らずに磨きをかけていて欲しいということです。
- 例え才能があっても時世によって活躍できる場の有無があります。陽が当たらない時期であっても、いつ出番が来てもよいように準備や研鑽することが必要です。
- 周囲がしっかりとみています。その中でできる人は時機が巡ってくれば推薦され、出番が回ってくるのです。
- [参考]
- 《聞師魯謫富水》宋代詩人_詩詞名句網
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
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