「過去の結果を踏まえて選択肢を減らす」若迷而知反、尚可以免

若し迷いて而ち反るを知らば、尚以って免るる可し

―若迷而知反、尚可以免―

[原文](三国志 魏志)
若迷而知反、尚可以免
[書き下し文]
若(も)し迷いて而(すなわ)ち反(かえ)るを知らば、尚(なお)以って免るる可(べ)し
[原文の語訳]
もし迷ったときは過去を振り返ってみれば、過失を免れることもできる
[解釈]
悩んだときはこれまでの経過を振り返って見直してみると誤った選択肢を減らすことができるということです。
これまで選択してきた内容を確認することで、今後の指針を改めて正すことができます。
新商品の開発コンセプトを考えるときに、これまでの成果を分析することで、正誤判断の指針となります。
どちらにしようか悩んだ時、過去に手にした同じメーカーの商品や、この店で飲食した品目の傾向から予想ができるものです。それを判断基準にすることができるでしょう。
試験勉強でも、過去の傾向と対策という方法があるほどです。
マニュアルや歴史書は、過去の経験に基いて記されたものです。指針の一つなるのではないでしょうか。
[参考]
迷而知反

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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