学は博きを貴ばず、正しきを於いて而ち貴ぶのみ
―学不貴博、貴於正而已―
- [原文](ニ程粋言)
- 学不貴博、貴於正而已。
- [書き下し文]
- 学は博きを貴ばず、正しきを於いて而ち貴ぶのみ。
- [原文の語訳]
- 学びは博識を貴ぶのではなく、正しさだけを貴ぶ。
- [解釈]
- 浅学よりも正しいことを学ぶことが大事ということです。
- 幅広い知識を持っていても、間違いやうろ覚えが出てしまっては不安が残ります。
- 「この事ならこの人に聞け」という人がいますよね。
- 広い分野で知識を持つゼネラリストも必要ですが、専門分野でのスペシャリストは貴ぶ存在です。
- できる人は広い知識を持ちながらも、その中で正誤の分別がきちんとできるのです。「これはダメな例」と失敗学としてきちんと判断できるのです。
- 最近はネットに端を発した偽ニュースや流言が出回る機会があります。そこで正しく判別できる取捨分別のための知識を持ちたいものです。
- [参考]
- 先人たちの勉強法
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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