尾を塗中に曳く
―曳尾於塗中―
- [原文](荘子 秋水編)
- 曳尾於塗中。
- [書き下し文]
- 尾を塗中に曳く。
- [原文の語訳]
- 泥の中で尾を引きずって動き回る。
- [解釈]
- 在野として泥臭く生きるほうが良いということです。
- 出世したり上に立って崇められるよりは、下のクラスで自由に動き回るほうを好むこということです。
- メディアで取り上げられることで注目を浴びて、忙しさに拘束されたり、模範として縛りが厳しくなるようであれば、取り上げてもらわなくても結構ということです。
- 商品を取り上げてもらったことで、注文が殺到したり長い行列ができるようになり、製作や準備に忙殺されて自由な時間が減ってしまうことを苦しく感じる人もいますね。
- [参考]
- 荘子 「曳尾於塗中」 現代語訳 | 漢文塾
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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