「誰にでも敬意をもって接する」恭者不侮人

恭者は人を侮らず

―恭者不侮人―

[原文](孟子 離婁上)
恭者不侮人、倹者不奪人。
[書き下し文]
恭者(きょうじゃ)は人を侮らず、倹者は人を奪はず。
[原文の語訳]
恭敬な人は他人を侮らないし、倹約な人は他人から奪わない。
[解釈]
人に対して礼儀正しく謹しむような恭しい人は他人を侮ったりしないし、倹約な人は他人から貪り取ろうとはしないということです。
やたらと人を見下したり、ちょっとした失敗だけで批難するようではいけません。
できる人は誰にでも敬意をもって接し、短所を批判することなく長所を評価し、控えめで人の功績を自らの手柄にするようなことはしないものです。
「使えない奴だ」と小馬鹿にして陰口を叩きながら、その人の手柄は我が物にしようとするトップには困りものです。
[参考]
ことわざ辞典:恭者は人を侮らず (1203)

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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