「好きだからこそ丁寧に」好船者溺、好騎者墜

船を好む者は溺れ、騎を好む者は墜

―好船者溺、好騎者墜―

[原文](越絶書)
好船者溺、好騎者墜
[書き下し文]
船を好む者は溺れ、騎を好む者は墜
[原文の語訳]
船を好む者は水に溺れ、乗馬を好む者は落馬する
[解釈]
人は好むところに失敗の機会が潜んでいるということです。
手慣れた事ほど油断が生じるものです。調子の乗りすぎには注意しましょう。
猿も木から落ちますし、弘法も筆を誤ります。
できる人は好きなことほど丁寧にし、疎かにしないものです。レーシングドライバーは交通事故の重大さを知っているからこそ、一般道では安全運転を心がけるそうです。彫刻家は彫刻刀をより大事にします。
[参考]
★ ことわざ 「船を好む者は溺れ・・・」|そのままの自分でいい ~自分を受け入れて生きる~

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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