「相手の立場になって思いやる」同病相憐

同病相憐れむ

―同病相憐―

[原文](呉越春秋 闔閭内伝)
同病相憐、同憂相救。
[書き下し文]
同病相憐れみ、同憂(どうゆう)相救う。
[原文の語訳]
同じ病気になった者同士が互いに慰めあい、同じ憂いをもつ者同士が互いに助け合う。
[解釈]
同じ境遇や悩みを持つ者同士は互いに慰め合い助け合うということです。
同じ悩みを持つ者同士が集まるコミュニティがあったり、同じ病の人やその周りの人たちを勇気づけるためにと有名人が自らの病気を公表することが多くありますね。
アイデアは困ったときに生まれます。そのアイデアは他で同じく困っていた人を助けることになるのです。
自分が同じ状況にあったからこそ、相手の立場になってより深く理解できるのです。できる限り、相手の立場になって物事を考えることを意識したいものです。ただ気をつけないといけないのは「分かった気となって」とならないことです。
[参考]
「同病相憐」(どうびょうそうれん)の意味

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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