「冷静になって進退を決める」観我生進退

我が生を観て進退す

―観我生進退―

[原文](易経)
観我生進退
[書き下し文]
我が生を観て進退す
[原文の語訳]
自分の現在を諦観し進退を決する
[解釈]
現在置かれている状況や立場を冷静に考えた上で、進退を決めなさいということです。そうすれば選択を誤ることはないということです。
情に訴えて安易に出処進退を決めてはいけませんし、いつまでもその地位や職位にしがみついているのも問題です。
進退を決めた際には丁寧な説明と周囲の理解も必要です。後を継ぐ人を育成しておく必要もあります。
「自分が居なくなるとやっていけないから辞める訳にはいかない」という理由も、実はそんなことはない事が多いのです。本当はいなくてもそんなに影響はでないのに、自分で残りたい理由付けにしているだけかもしれないのです。
他人には期限を切りながら、自分は別だといつまでも居座り続けるトップには困りものです。
[参考]
竹村亞希子 OFFICIAL WEBSITE 竹村亞希子の『易経』はやわかり 5.あらゆる時をしめす六十四卦 [坤下巽上 風地観]

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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