「言葉は慎重に」禍従口生

禍いは口より生ず

―禍従口生―

[原文](報恩経)
禍従口生
[書き下し文]
禍(わざわい)は口より生ず
[原文の語訳]
禍根は口から生まれる
[解釈]
禍従口生(かしょうこうせい)の成語です。口は禍のもとということです。
不用意なひと言が相手を傷つけたり、思わぬ波紋を広げたり、自らを窮地に追い込むことがあります。
頭の中にない言葉による失言はありません、頭の片隅に意識があるから出てきてしまうのです。言葉でも無い袖は振れないのです。
「病は口から入る」はそんな無駄で不利益な情報のことかもしれませんし、「口を猛火から護る」ように批判の集中砲火や炎上しないようにしなくてはいけません。
日々さまざま情報に接していると、無意識のうちに頭に入ってしまうものです。それを不用意に口に出さないためにも、常に言葉を慎重に選ぶ意識をしなくてはいけないですね。
酒の席での思いつきで独断専行し、周囲を混乱させた上で、最終的にこれといった成果が出ないトップには困りものです。
[参考]
禍従口生 かしょうこうせい:逆引き 四字熟語 四文字熟語辞典 逆引き四字熟語辞典 座右の銘 一覧 今年の抱負や目標の検索ブログです

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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