禍いは口より生ず
―禍従口生―
- [原文](報恩経)
- 禍従口生。
- [書き下し文]
- 禍(わざわい)は口より生ず。
- [原文の語訳]
- 禍根は口から生まれる。
- [解釈]
- 禍従口生(かしょうこうせい)の成語です。口は禍のもとということです。
- 不用意なひと言が相手を傷つけたり、思わぬ波紋を広げたり、自らを窮地に追い込むことがあります。
- 頭の中にない言葉による失言はありません、頭の片隅に意識があるから出てきてしまうのです。言葉でも無い袖は振れないのです。
- 「病は口から入る」はそんな無駄で不利益な情報のことかもしれませんし、「口を猛火から護る」ように批判の集中砲火や炎上しないようにしなくてはいけません。
- 日々さまざま情報に接していると、無意識のうちに頭に入ってしまうものです。それを不用意に口に出さないためにも、常に言葉を慎重に選ぶ意識をしなくてはいけないですね。
- 酒の席での思いつきで独断専行し、周囲を混乱させた上で、最終的にこれといった成果が出ないトップには困りものです。
- [参考]
- 禍従口生 かしょうこうせい:逆引き 四字熟語 四文字熟語辞典 逆引き四字熟語辞典 座右の銘 一覧 今年の抱負や目標の検索ブログです
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