家貧しければ則ち良妻を思う
―家貧則思良妻―
- [原文](史記 魏世家)
- 家貧則思良妻、国乱思良相。
- [書き下し文]
- 家貧しくして則ち良妻を思い、国乱れて良相(りょうしょう)を思う。
- [原文の語訳]
- 家が貧しければ良妻にいてほしいと思い、国が乱れると良い宰相にいてほしいと思うものである。
- [解釈]
- 家庭内が苦しいときは良妻にいてほしいと思い、国が乱れると良い宰相にいてほしいと思うものから、苦しい状況下では頼りになる人を欲するということです。
- 低調期にはコンサルタントやアドバイザーがいて欲しいというところですね。
- 人手が欲しいといって安易に助けを求めると、あとでその人の本性が出て驚くべき事態に陥る危険性もあります。
- 順調な組織でもいく転調するか分かりません。いざというときに上手く切り盛りできる人材を育成するなどして確保しておきたいものです。
- [参考]
- 十八史略拾い読み 国乱れては良相を思う – 寡黙堂ひとりごと
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からから平成29年(207年)6月15日までの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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