「目標は目先ではなく遠目におく」無遠慮、必有近憂

遠慮なければ必ず近憂あり

―無遠慮、必有近憂―

[原文](論語 衛霊公 第十五)
人無遠慮、必有近憂
[書き下し文]
人遠き慮(おもんばか)り無ければ、必ず近き憂ひ有り
[原文の語訳]
人は日頃からに遠い先に事まで配慮しておかないと、必ず手近なところに心配ごとが起こるものである
[解釈]
目先だけにとらわれず、先のことも考えて行動しないといけないですね。行き当たりばったりでは行き詰まってしまいます。
進路を決めるときも「何がしたいか」という目標があれば、進むべき道がかなり絞り込むことができます。ですが、遠すぎたりボヤけていては目標も定まりません。
白線を引くときでも足元だけを見ずに遠くに目標をおいてみると真っ直ぐ引けるものです。
好不調は巡りものです。目先の安息状態に満足して、先の憂いを考えないといけません。
[参考]
遠慮なければ近憂あり – 故事ことわざ辞典

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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