一勝一敗は、兵家の常勢
―一勝一敗、兵家常勢―
- [原文](唐書 裴度伝)
- 一勝一敗、兵家常勢。
- [書き下し文]
- 一勝一敗は、兵家(へいか)の常勢。
- [原文の語訳]
- 一勝一敗は、兵家には常にある情勢である。
- [解釈]
- 戦いは勝つ時もあれば負けるときもあるのは兵家としていつものこと、最終的に勝利となれば途中での一進一退の勝敗は気にしないということです。
- ただし、失敗だったと思っていたことがたまたま良い結果になった場合は気をつけなければいけません。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」です。負けや失敗の原因をしっかり分析しなくてはいけません。
- 完成品を出すまでの試作品やヒット商品が出るまでに消えていく商品も仕方のないことなのです。失敗からで学ぶことはたくさんあるのです。
- 広告にしても反響がほとんどないこともあれば、大きな反響を呼ぶこともあります。試行錯誤をしながら最終的に良い結果を出せれば終わり良ければ全て善しなのです。
- [参考]
- 勝負兵家之常的意思 – 漢語詞典
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
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[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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