「秘めた能力を発揮させる」伏竜鳳雛

伏る竜と鳳の雛

―伏竜鳳雛―

[原文](三国志 蜀書 諸葛亮伝)

伏竜鳳雛。

[書き下し文]

伏(ふせ)る竜と鳳(おおとり)の雛。

[原文の語訳]

地中に潜む龍と鳳凰の雛。

[解釈]

四字熟語「伏龍鳳雛(ふくりょうほうすう)」または「臥龍鳳雛(がりょうほうすう)」の由来です。まだ世に出ていない逸材ということです。

プロ野球で高校時代に甲子園出場が叶わず、それほど多くの球団から注目されることなくドラフトで下位指名で入団しながら大活躍をする選手がいます。スカウトからすれば、スカウト冥利に尽きる逸材だったということになります。

組織でも能力がありながら自己主張をあえてせずに、その才能を持て余している人がいるかもしれません。よく観察すると細やかなところで能力をしっかりと発揮している可能性もあります。リーダーは常に観察し、その人の能力を把握することが必要です。

資格こそ取得してないから履歴書に書いていないだけで、高い技術を持っている可能性もあります。履歴書に書かないということは何らかの理由があるかもしれません。それを考慮ししつつ長けた才能を活かせてあげられるようにしたいものです。

本人がその秘めたる高い能力に気づいてない可能性もあります。それを見出してあげることも大事です。

#三国志 #正史三国志 #魏書 #蜀書 #呉書 #今日の一言 #諸葛亮

[参考]

No.1006 【伏龍鳳雛】 ふくりょうほうすう|今日の四字熟語|福島みんなのNEWS

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平成28年(2016年)9月1日からから平成29年(2017年)6月15日までの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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