「小さな違いに気づく」顧曲周郎

曲を顧する周郎

―顧曲周郎―

[原文](三国志 呉書 周瑜伝)
顧曲周郎
[書き下し文]
曲に(誤り有らば)周郎が顧みる
[原文の語訳]
曲に(誤りがあると)周郎が振り返る
[解釈]
「曲有誤、周郎顧」を由来とする熟語です。音楽に精通していた周瑜は一度聴いた曲であれば次に聴いた時に音階が違っていると奏者の方を振り返ったということで、僅かな違いにも気付く人はいる、小事でも注意を払いなさいということです。
調味料不足で代替品にしたり量を少なくした際に、その微妙な味の違いに気付く常連さんがいたりします。
整備士は打診検査による微妙な反応の違いで異変に気付きますし、経験を積んだ金融関係者は紙幣の紙質の微妙な違いにも気づいたそうです。最近は触手する機会が減ったので気づきにくくなっているそうです。
[参考]
【顾曲周郎】意思_出处 – 成语词典

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[正史 三国志]

平成29年(2017年)7月24日からの今日の一言は「正史 三国志」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からから平成29年(2017年)6月15日までの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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