骨を刮って毒を去す
―刮骨去毒―
- [原文](三国志 蜀書 関羽伝)
- 刮骨去毒。
- [書き下し文]
- 骨を刮(けず)って毒を去す。
- [原文の語訳]
- 骨を削って毒を除去する。
- [解釈]
- 骨まで至っている毒を削り取るということから、問題を根本から徹底的に解決するということです。
- 毒矢を腕に受けた関羽に対し、医者は毒は骨まで浸透しているの削り取らなければいけないと申し出ると、関羽は二つ返事で了承したそうです。
- 「蝮蛇手を螯すれば、壮士其の腕を解す」まではいかずとも、必要であれば骨であろうとメスを入れることも辞さないということです。
- 組織で問題が発生した際は、たとえ優秀な人材であっても処罰を加える必要があります。それにより健全な規律が守られるのです。
- 改善には痛みを伴うことが多々あります。覚悟を決めて即決することで損害を抑えることもできるのです。
- [参考]
- 【刮骨去毒】意思_出处 – 成语词典
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