堅壁清野
―堅壁清野―
- [原文](三国志 魏書 荀彧伝)
- 堅壁清野(けんぺきせいや)。
- [書き下し文]
- 壁を堅くして野を清める。
- [原文の語訳]
- 城壁を堅く守り周囲の田野を空地にする。
- [解釈]
- 内側の防御を堅めるとともに、周囲に残っていた他利となる要素をも刈り取ることで、万全の防御体制を布いて持久戦に持ち込み、他者の侵攻心を削ぐということです。
- 荀彧は曹操が徐州に攻め込む意図があることに対し、先方の動きを先見し持久戦に持ち込まれると自軍が劣勢になるとして、侵攻を思いとどまるように提案しました。
- 周囲を一掃してユーザーの囲い込みをするということです。
- ユーザー利益の高いポイント制度を採用することで他者の参入を防いだり、イベント会場で指定の金券のみを使用可能とすることで、認可外の業者の混入便乗を防止することができます。ダフ屋防止にネット認証を活用するのも戦略の一つです。
- 高い権料を設定し、ネットなどへの掲載を一切禁止することで所属タレントの肖像権を堅守する事務所もあります。
- [参考]
- 【坚壁清野】意思_出处 – 成语词典
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