「人とは草についた塵のようなもの」人生世間、如輕塵棲弱草耳

世の中の人の生は、軽塵の如き弱草に棲むのみ

―人生世間、如輕塵棲弱草耳 ―

[原文](三国志 魏書 曹爽伝)
人生世間、如輕塵棲弱草耳
[書き下し文]
人が世間を生きるは、軽塵の如き弱草に棲むのみ
[原文の語訳]
人が世の中を生きるということは、弱い草についた軽い塵のようなものだ
[解釈]
人生は風に揺れる草についた塵のように、吹けば飛ぶような儚いということです。
一族が断絶したが自分だけが残っていた令女は、再婚させられまいと体を傷つけてまで節操を保ったそうです。それに対して周囲が翻意を促すための言葉です。
風や草の成長のように周りの影響を受けながらなすがままが人生であるのに、どうしてわざわざ自らを傷つけてまで苦しい思いをするのかということです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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