そもそも羹の美いは和、異なるを合わせるに於いて在り
―夫和羹之美、在於合異―
- [原文](三国志 魏書 夏侯尚伝)
- 夫和羹之美、在於合異。
- [書き下し文]
- そもそも羹(あつもの)の美いは和、異なるを合わせるに於いて在り。
- [原文の語訳]
- そもそも汁物が美味しいのは調和で、異なるものを合わせるところにある。
- [解釈]
- 異なるものでも調和させることができると上のレベルにいけるということです。
- 異質な食べ合わせが今まで味わったことのない美味となることがあります。もちろん失敗となる場合もありますが。
- また美味しい素材を集めても、それぞれが個々の味を主張してしまっては調和はとれません。ハモるよりも重なる方が音は強くなりより良いということです。
- 組織でも上下の調和がとれていれば、何事にも一致団結して取り組むことができます。
- チームプレーの競技もエースで四番のずば抜けた一人がいるよりも小粒でも揃っているチームが勝る場合が多いです。
- 強い素材同士であれば、剥がれる可能性がゼロではないニ層構造よりも混在させたほうがより強固となるのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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