「理にかなった説得法で」明主可以理奪、難以情求

賢明な君主は道理を用いて説得するもので、情に訴えても難しい

―明主可以理奪、難以情求―

[原文](三国志 魏書 夏侯尚伝)
明主可以理奪、難以情求
[書き下し文]
明主は理を以て奪べし、情を以て求むるに難し
[原文の語訳]
賢明な君主は道理を用いて説得するもので、情に訴えても難しい
[解釈]
賢明な君主を説得するには理にかなっていなければならず、情に訴えても説得するのは難しいということです。
ご機嫌とりや人情策を打っても、明君には簡単に見破られるということです。
一方で明君は理に基づき明晰で、暗君は理に乏しく情に流されやすいということでもあります。
「ごちゃごちゃ言い訳する暇があったら、さっさとやりなさい」と言われることがありますね。
自分は正論の理のつもりでも、実は対外的には屁理屈かもしれません。屁理屈が情に訴えていると受け取られかねませんので注意が必要です。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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