往来する鋭師
―往來銳師―
- [原文](三国志 魏書 荀彧伝)
- 荀閎勁悍、往來銳師。
- [書き下し文]
- 荀閎(じゅんこう)は勁悍(けいかん)、往来する鋭師(えいし)。
- [原文の語訳]
- 荀閎は強くてあらあらしく、行き来する精鋭軍隊のようだ。
- [解釈]
- その言動はまるで訓練された軍隊のように迅速で強く、さらに行き来しているということです。そうなると隙がなくなかなか手が出せないですね。
- 弁論では誰とでも対等に渡り合い、議論では臆することなく素早く異論も論理的に唱え、周囲を圧倒するということです。
- 往来するということで一方的ではありません。あちこち巡ることで視野も広いということにもなります。
- 会議などでは、ただ「反対」するだけというのではなく、しっかりと自分の意見を論理立てをして意見が対立する相手と渡り合い、かつ相手を補佐する周囲のメンバーをも圧倒させるだけの持論を組み立てて出席したいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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