得難くて失いやすいものは時なり
―難得而易失者時也―
- [原文](三国志 魏書 賈詡伝)
- 夫難得而易失者時也。
- [書き下し文]
- そもそも得難くて失いやすいものは時なり。
- [原文の語訳]
- そもそも得難くて失いやすいものは時期である。
- [解釈]
- 時期というのはなかなか手にすることはできず、逃しやすいものです。時期が来たうえで機会が与えられるのです。
- 流行りや危難などの兆候を早めに感じることができると、機会を与えられた時のための支度ができるのです。そのためには普段から準備を怠らず、かつアンテナを張っていなければいけません。
- 時期は自然の流れにのってやってくるもので、なかなか操作することはできませんが、機会は周囲から与えられるもので、自分の力で引き寄せることもできます。引き寄せた機会をものにできると時期に乗ることができますが、慢心しているとあっという間に置き去られてしまうので注意が必要です。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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