「最後まで気を抜かない」山を為ること九仞、功を一簣に虧く

山を為ること九仞、功を一簣に虧くく

山を為(つく)ること九仞(きゅうじん)、功(こう)を一簣(いっき)に虧(か)
―為山九仞、功虧一簣―

[原文](書経 周書・旅獒)
嗚呼、夙夜罔或不勤。不矜細行、終累大德。爲山九仞、功虧一簣
[書き下し文]
嗚呼(ああ)、夙夜(しゅくや)勤めざる或る罔(な)かれ。細行(さいこう)を矜(つつし)まざれば、終に大徳を累(わずら)わす。山を為(つく)ること九仞(きゅうじん)、功一簣(こういっき)に虧(か)く
[解釈]
些細な事でも最後まで気を抜かない。小さな気の緩みが大きな失態を招くことも→小事は大事
勝利を確信しても気を緩めない、野球はツーアウトからが典型的な例。
人にコトを頼んだら、任せっきりにしないで、途中経過をフォローしながら最後まで見届けることで、きちんと完了したかどうか確認する。
[参考]
九仞の功を一簣に虧く:原文・書き下し文・意味 – Web漢文大系

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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